鬱が辛い時に効果的なこと◯選!みたいな記事はガチ鬱(急性期)の時にはほとんど意味がないと思いませんか?
鬱になった人がまず真っ先に検索するであろうこのワード、ほとんどのサイトが同じような内容を羅列しています。
大体は散歩して日の光を浴びろとか、美味しいもの食べろとか、睡眠をたくさん取れとかそんな感じのことばかり。
それはある程度軽快して動けるようになってから出来ることであって、今まさにドン底にいる場合、これらのことは全て出来ない。
基本的にトイレと食事以外は常にお布団の中で生活することになるので、動かない故にお腹も空かないし食欲もない。なんなら私の場合は眠剤を飲まないと眠れなかった。外に行くなんてとんでもない。
同い年くらいの働く社会人達を見かけたら劣等感で逃げ帰りたくなるに違いない。そもそもお風呂にだって毎日入れないのだから、外出なんてとてつもなくハードルが高い。
私の場合は布団の中でスマホやiPadでただひたすらに動画を何時間も眺め続けるだけの生活だった。
頭が上手く働かないので文字を読むのが辛くて、本は読めなかった。
頭を使うので文章を読んだり考えることも辛く、友人のLINEに返信するのもできなくなった。頭を使うことがとにかくできなかった。
動画といってももちろん何でも良い訳ではない。
私は仕事が原因だったのもあって、仕事からかけ離れた映画やドラマばかり見ていた。
難しい内容は理解するのに脳のエネルギーを消費するらしく、単純明快なストーリーをなるべく選んでいた。
ということで、今回は鬱の時に実際に見ていた動画を紹介していきます。
①ウォーキングデッド(Netflix)
この時私がハマっていたのはだいぶ昔のドラマだけれど「ウォーキングデッド」これはかなり良かった。
刺激が強くてドキドキハラハラするので、かなり見入ってしまって他の余計なことを考えずに済んだ。寝る前にも自分の将来のことよりも登場人物の今後のことを考えたりして頭の中がウォーキングデッドでいっぱいになっていた。
そしてこのドラマの良いところは、何といってもストーリーの中に仕事がほとんど出て来ない。
ゾンビに食われるか、生きるか死ぬかの話なので働いてる場合ではない。
その流れで普段は見れないのに何故かホラー映画をいくつか見た。
感受性が麻痺しているのか、グロい、怖いものを平気で見ることができたし、むしろ強い刺激で現実の辛さをかき消していたのかもしれない。
ウォーキングデッドを見終わった後の喪失感はそれはそれは凄かった。
②「スイート・トゥース: 鹿の角を持つ少年」(Netflix)
コロナ禍のより酷いバージョンみたいな感じで伝染病が蔓延して荒廃した世界の話。
とんでもない世の中なのにこの頃の私は働かなくて良くて羨ましいくらいの思考になっていた。
動物と人間のハイブリッドの子供たちが可愛いくて癒されるので、そこもまた見どころ。
ウォーキングデッドのあとに少し刺激の弱めの、似たような荒廃した世界の話を見ていたということになる。
③「白と黒のスプーン〜料理階級戦争」(Netflix)
前述した通り私はとにかく食欲がなく、みるみる体重が減っていったので、
どうにか食欲を出したいと思い見始めた料理番組。
普通の料理番組だとあからさま過ぎてあまり効果がなく、料理対決番組が効果的だった。
ミシュランの星を持つような業界では名の知れた一流料理人と無名の料理人が実力勝負を行う番組。
これは純粋に対決として観れるので、その面白さにフォーカスして見ているうちに良い具合にお腹が空いてきた。
④長編アニメシリーズ
あとはひたすらに長編アニメとYouTubeを見尽くした。
「転生したらスライムだった件」「ダンジョン飯」などの異世界ものも現代社会に疲れた大人たちがハマるだけあって、現実逃避には持ってこいだった。
あとはもう「HUNTER×HUNTER」や「キングダム」などの長編ものをひたすら見続けた。
アニメの良いところは現実に引き戻されないところにある。
うっかり地上波のテレビなんてつけてしまったら、同い年のスポーツ選手が活躍していたり、社会で輝く人々を目の当たりにして自己嫌悪に陥る可能性が高いのでとても危険。
この時代にNetflixやアマプラなどのサブスクがあって本当に良かった。
⑤無人島サバイバル系
YouTubeでは無人島サバイバル系ばかり見ていた。
鬱の時はなぜか大自然での原始的な生活に惹かれるようになる。毎日の辛い仕事からかけ離れた対極の存在のような気がするからかもしれない。
狩猟、釣り、自給自足、サバイバルなどを見たくなっていた。
ひたすら魚をゲットして捌いて食べるばかりなので、普段あまり好んで食べないのにやたらと刺身が食べたくなった。
ちなみに海外の本格的なサバイバルの場合、突然哺乳類を狩って捌いたりしてグロ過ぎて見ていられなかったため、あまりおすすめしない。
ここまで全て現実逃避系のラインナップになっている。
なるべく現実社会から離れたものを無意識に選んでいたのかもしれない。
こんな風にとにかく最初は自分のことについては何も考えずに、心を無にしてひたすらに特定の作品に流し見続ける生活をしばらく続けていた。
そうしていくと体や脳が休まるのか、少しずつ動けるようになっていった。
そうしてやっとそこから例の散歩やらが出来るようになってくる。
つまり最初はとにかく何も考えずにじっと静かに過ごし、心身の回復を待つのが正しい過ごし方な気がする。
とにかく無理は禁物。いきなりなんて外出しようとしなくていい。
ただこれはあくまでも私の場合であって、私が軽度だったから効果的なだったのかもしれないので要注意。
誰もが同じような経過を辿るわけではありません。何年も悩まされている方々がいるのもまた事実。
こんなパターンもあるんだ、くらいに思っていただければと思います。
何かをしなければと焦る必要はなく、まずは“何も考えずに過ごす時間”も回復の一部なのだと思います。
外出が可能になった回復期編にやって良かったことはこちらから↓



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