私は前職ではある程度責任ある役職に就いており、「自分はそれなりに仕事ができる」と思っていました。
ところが、転職してからは毎日ミスばかり。何をやってもうまくいかなくて、「私ってこんなにポンコツだったっけ?」と自分でも驚いたほど。
周りは普通にできていることが、自分だけできない、その度に「私は仕事ができないんだ」と突きつけられるようでとても辛かったです。
でも、そんな中でも得意な業務も確かに存在していて、気づいたことがありました。
「仕事ができないんじゃなくて、この仕事が自分に合っていないだけかもしれない」
運動が得意な人がいれば、音楽や絵が得意な人もいるように、人には向き不向きがある。私は自分が何が得意で、何が苦手なのか、よく分かっていませんでした。
ここからは【仕事ができる人】だった前職と、【仕事ができない人】になった現職の比較を見ていきましょう。
まずは現職の特に苦手意識を感じる場面について解説していきます。
私はASD特性があるためチームワーク、協調性、コミュニケーション、みんなで力を合わせて、などのフレーズが大の苦手。
誰が何を求めていて、今自分が何をすべきなのか気づけないことが多い。
さらには業務外の雑談や会議などのコミュニケーションの場がかなり設けられている。
一日の中でとても多い時間がそこに割かれているため、周囲とのコミュニケーションが苦手なASDにとって、この環境はかなり辛くなってくる。
私はこれこうでいいのかな?本当にやっていいのかな?もし間違っていたら‥とぐるぐる悩んでしまってすぐに決断できない。
しかし今の仕事は、その場で瞬時に状況を自分で判断しなければならず、周りに確認することができない。
何故そんなに判断することが辛いかというと、明確な基準、ルールが設けられていない、ふわっとした場面でも即座に自身の判断を迫られることが多いからだ。
困り果ててこういう時はどうしているのかと先輩に聞いても、人それぞれだから、と言われてしまう。実際に何人かに同じ質問をしたところ、本当に人によって回答が違っていて、誰の言うことを信じれば良いのか分からなかった。
なんとなく今までの経験から察して感覚でやっているような、明確なルールのない曖昧なやり方はASDには理解しにくい。
①チームワークを重視する点。(現職)
もし今、「自分は仕事ができない」と感じている人がいたら、それは本当にあなたの能力の問題なのか一度考えてみてほしい。
もしかしたら、その環境や業務内容が合っていないだけかもしれない。
“できない自分”を責めすぎず、環境との相性を見直してみてはいかがでしょうか。

