この記事では、
・自分がASDグレーゾーンかもしれないと気づいたきっかけ
・これまで感じてきた違和感
・気づいてから少し楽になった考え方
について、実体験をもとにまとめています。
①子供の頃から感じていた違和感
私の幼少期はそれはそれは育てるのが大変だったそう。
私はもちろん記憶にないけれど、他の子達とのコミュニケーションが一切取れず、まるでジャイアンのようなワガママ破天荒で暴れ散らしてたくさん迷惑をかけてしまっていたらしい。
成長と共に落ち着いて来たものの、学生時代から社会人にかけては周囲と上手く馴染めない時はよくあった。とはいえそれなりに友達もできたし、部活やバイトも一応は出来ていた。けど違和感はあった。
例えば3人グループで話す時は必ず私が1人だけ余るとか、なんとなく仲間には入れて貰えてるけど物凄く気を遣われているのが分かったり、
みんなが笑っている話の面白さが分からなかったり、何気なく言った言葉ですごく怒られたり、みんなが一度で理解できることが私だけ理解できなかったりした。
勉強も偏りがすごくて、暗記系の文系科目は異常に得意で学年トップクラスの成績までいったこともあったのに、理数系の計算がとことん苦手で数学は赤点という極端な成績だった。
②社会人になって強くなった「生きづらさ」
特に社会人になってから、私だけ説明を一度聞いただけでは理解できず聞き返すということがよくあった。
話していることの意図が分からなくて、2.3回説明してもらってやっとそういうことか!と理解できるという感じ。どうしてみんなは1発で理解できるの?と思っていた。
あとは特定のことだけ異常に覚えられなかった。特に広い職場の場合は施設内の位置関係とか、方向音痴すぎてどこに何があるのか数ヶ月経っても覚えられなかったし、物の場所は教えてもらってもすぐに忘れた。
みんながすぐ覚えられることが覚えられなくて、逆にマニュアルなどの文章の丸暗記は得意で早かった。
業務に支障が出るほどではないけど、何でこんなこともできないの?という顔をされることはよくあった。
③発達障害ではないと思い込んでいた理由
この間に何度か自分ってもしかして何かしらの発達障害なのでは?と思うことはあったけど、調べるたびに当てはまらない気がして違うのだと思い込んできた。
しかし今になってみれば特性がよく当てはまる。
神経質(感覚過敏)、極度の繊細さや不安感、ルーティーンへの強いこだわり、偏食、協調性の無さ、失言の多さ、コミュニケーショ能力と協調性の低さ。
昔から人間関係やら何か躓く度に、やっぱり私ってどこかおかしいんだ。普通じゃない。と思い発達障害について調べて来たけど、よくあるADHDの特徴にはほとんど当てはまらなかった。
ADHDは比較的ライトに自称する人も増えて来て、実際友人知人にも何人か公言している人達がいる。
けれども自分はASDだと言う人にはまだ身近では出会ったことがない。ASDは嫌われやすい特性であるのに対し、ADHDは社交性や行動力があり友人が多かったりするのだ。
ASDは今でこそ知的に問題のない軽度の人が世間に認知されるようになったけど、私の中でASDのイメージといえば自閉症=重度知的で会話のキャッチボールやアイコンタクトも難しいようなイメージで、私は日常生活は普通に送れているから違うのだろう、と勝手に思い込んだまま年月が過ぎていった。
④ASDかもしれないと気づいたきっかけ
もしかして、と気づいたきっかけはYoutuberの綾瀬ちいさんだった。
Xで彼女の動画がバズっていて、私のタイムラインに流れてきた。そのASDあるあるが見事に全て私に当てはまっていた。
初めて気づいた時のその衝撃はすごかった。
ああ、これは間違いなく私のことだ。分かる、分かる!そうなの!とこれまでのモヤモヤを全て言語化してくれた喜びに驚き、共感の嵐。
私ってASDだったんだ。そうか、やはり発達障害だったのか。と、今までの点と点が繋がった瞬間だった。
こんなに才色兼備な若い子でも、生きづらさを感じるなんて‥私のような美人でもない頭も悪い凡人は生きづらくて当然だ。
彼女はYouTuberとして大成功しているし、とても頭が良いので自分なりの対処法をたくさん見つけている。その時点でもう私にとっては勝ち組で大尊敬でしかないのに、それでも働くのが困難で悩んでいるというのだから、平凡な私はそりゃ辛いだろう。
⑤特性に気づいて変わったこと
綾瀬ちいさんの動画を見ているうちに、自分の特性を知ることは、生きやすくなる近道でもある気がした。
どういうことをすると私は心が躍り、何をされると胸が締め付けられるのか。どんな環境だと伸び伸びできて、どんな人が苦手なのか。
ここ数年自分の中の「なんとなく」だったものたちが少しずつ明確になっていくのを感じた。
自分という人間をまだまだ私は知らないのだと、いや知ろうとしなかったし受け止めて来なかったのだと最近になって気付かされた。もう30年以上も私は私をやっているのに。
だからこれからの残りの人生は、私はこういう人間なんだと己を知り、少しでも心が楽な生き方を模索していこうという次第です。
もし昔の私のように、
・なんとなく周りとズレている気がする
・人間関係で違和感を感じることが多い
・説明を一度で理解できないことがある
と感じているなら、「自分の特性を知ること」は大きなヒントになるかもしれません。
診断がつく・つかないに関わらず、「自分はどういう時に困るのか」「何が苦手なのか」を知るだけでも、少しずつ生きやすくなると感じています。
私自身もまだ模索中ですが、これから同じように悩む方のヒントになれば嬉しいです。
